コロンビア大、親パレスチナデモで建物占拠の学生処分 停学や退学

コロンビア大学の外観を撮影した画像

米コロンビア大学は13日、昨年春に親パレスチナの抗議活動で構内の建物を占拠した学生に対し、さまざまな処分を下したと発表した。

コロンビア大を巡っては、トランプ政権が先週、構内での反ユダヤ主義的活動に対する大学側の対応が不十分だとして、総額4億ドル相当の助成金と契約を取り消すと発表。

カトリーナ・アームストロング臨時学長は政権側の懸念を妥当とし、政府と協力して対処していると述べていた。

同大学は13日の声明で、構内の建物「ハミルトンホール」が昨年春に占拠されたことに関連し、学生や教授、職員らで構成する委員会が数年間の停学や一時的な学位剥奪、退学などの処分を決定したと明らかにした。

法的なプライバシー保護を理由に、処分を受けた学生の氏名や人数などは公表しなかった。

学生は処分に異議を申し立てることができる。

コロンビア大の学生労働者を代表する労働組合「UAWローカル2710」は、同組合トップのグラント・マイナー氏が退学となった学生の1人だとし、大学側の処分は憲法修正第1条で保障される言論の自由に対する攻撃だと批判した。

参照元:REUTERS(ロイター)