講談社元編集次長・朴鐘顕被告(49)懲役11年の有罪判決確定へ 妻殺害事件で最高裁が朴被告の上告を棄却

9年前、東京都内の自宅で当時38歳の妻の首を絞めて殺害した罪に問われ、やり直しの控訴審で懲役11年が言い渡された講談社の元編集次長・朴鐘顕被告(49)の裁判で、最高裁は朴被告の上告を退けた。
これで、朴被告に対する懲役11年の判決が確定することになる。
これまでの裁判で、朴被告は「妻は自殺した」として、一貫して無罪を主張してきたが、1審の東京地裁が朴被告に懲役11年を言い渡し、2審もこれを支持した。
2審では「朴被告の主張通りに、妻が額に傷を負った後に首をつって窒息死した場合、額の傷から顔を伝って血が滴るはずだが、そうした血痕はない」として、妻の自殺を否定したが、最高裁は、妻の顔から血が流れた痕跡があったかどうかなどについて「審理が尽くされていない」として、東京高裁で審理をやり直すよう命じた。
去年、やり直しの控訴審で、東京高裁は「妻が額に傷を負った時期などは明らかではないものの、現場の状況などから、自殺の主張は現実的にあり得る可能性と評価できない」として、朴被告に再び懲役11年を言い渡していた。
参照元:Yahoo!ニュース