「どこに行ってもない」街から消えた“ゴミ袋”に市民困惑 約3倍値上げうけ買いだめ発生 市に「値上げしすぎ」批判殺到も「やむなし」 茨城・潮来市

ゴミ問題で揺れているのは、茨城県の潮来市。
ゴミを捨てる場合、自治体が指定した有料の袋を使う必要があるが、住民から悲鳴が上がっている。
潮来市民:徐々に(値段が)上がるのは我慢できるが、大きく上がると問題がある。
市は、原材料の高騰などを理由に、4月から資源物専用ゴミ袋2種類を値上げ。
その結果、価格が今の3倍近くになる。
さらに、燃やせないゴミ専用のコンテナは660円から1800円に。
実施直前の今、市内のスーパーやドラッグストアでは、ゴミ袋の買いだめが起きていた。
潮来市民からは「今どこに行っても売っていない。黄色のゴミ袋が…」「ないないない…どこに行ってもない」といった声が聞かれた。
取材班は、消えたゴミ袋を探すため調査を開始。
番組が調べたところ、ゴミ袋はスーパーやコンビニなど12店舗で売り切れに。
潮来市民は「コンビニにもない、スーパーにもない。(Q. ドラッグストアは?)ないないない。(Q. 全部ない?)ない。困るね」
「(値上げを)聞いたときにスーパーに行ったらもう売ってなくて困る。隣の市のスーパーにもたまに売っているが、そこも売ってない」と話す。
値上げを発表した2025年1月以降、市には、「値上げしすぎ」などの声が殺到したという。
潮来市環境課・安藤正幸課長:我慢を重ねてやってきたんですけど、どうしても昨今の値上げでやむなく(ゴミ袋の値段を)上げるのが現状。今回は想定以上の数が出てしまい、少し対策が追いつかない状態。
市では対策として、一部の資源ゴミについて、市販の透明の袋でも捨てられるよう乗り出している。
潮来市は「資源物専用袋を必要とされている方に行き渡らない状況となっており、過度の購入を控えてください」と呼びかけている。
参照元:Yahoo!ニュース