「290円」朝食を巡る競争が激化 松屋は新作「丼」を一部店舗で投入、なか卯は提供時間を拡大

飲食店で朝食を食べている人の写真

朝活需要の高まりなどを受け、大手外食チェーンが「朝食」に注力している。

丼もの・うどんメニューを中心に展開する「なか卯」は2023年12月6日から、朝食メニューの提供時間を延長した。

これまでは午前5~10時だったが、午前5~11時とした。

なか卯を展開するゼンショーホールディングスの広報担当者によると、朝食でしか食べられないメニューをより多くの利用客に楽しんでもらう狙いがあるという。

なか卯の朝食で最も価格が安いのは「こだわり卵朝食」「目玉焼き朝食」(ともに並盛で290円)だ。

こだわり卵朝食は、ごはん、みそ汁、のり、卵、漬物で構成されている。

また、目玉焼き定食には、なか卯の看板メニュー「親子丼」と同じ「こだわり卵」を使用している。

黄身が半熟でトロッとした焼き加減になるよう工夫している。

牛丼チェーンで特に安いメニューとしては、松屋の「Wで選べる玉子かけごはん」(290円)や、すき家の「たまかけ朝食」(290円)が挙げられる。

卵かけごはんを安く提供するという点では、なか卯と共通している。

 松屋フーズホールディングスが展開するとんかつ専門店「松のや」では朝食メニューとして「玉子かけごはん定食」を280円で提供している。

低価格帯の朝食としては300円未満が主戦場といえる。

参照元:Yahoo!ニュース