未だ鎮火せず 山火事で少なくとも84棟の建物が燃え2000人以上に避難指示 ヘリ8機による空中散水も予定 岩手

岩手・大船渡市で26日、新たに発生した山林火災で、少なくとも84棟の建物が焼けたとみられ、2000人以上に避難指示が出されている。

26日午後1時過ぎ「大船渡市赤崎町の漁港付近で、建物から林野に火が燃え移った」と通報があった。

火は、近くの綾里地区などにも燃え広がり、26日夕方時点の焼損面積は、少なくとも600ヘクタール以上、26日午後10時40分時点で少なくとも84棟の建物が焼けたとみられている。

現場近くの小路漁港では、一時15人が孤立したが、救助され、警察が、けが人や逃げ遅れた人がいないか確認を進めているという。

合足地区と綾里地区の合わせて873世帯・2114人に避難指示が出され、避難所では多くの人たちが不安な夜を過ごした。

避難した人は、「不安ですよね。どうしたらいいか分からないし、とりあえず避難してきました」「一日も早く収まって安心したいですね」と話した。

消火活動は夜を徹して続けられていて、27日は、自衛隊と岩手・宮城などヘリ8機による空中散水が予定されている。

参照元∶Yahoo!ニュース