ユーロが上昇、ドイツ総選挙で保守連合勝利 ドル全面安

アジア時間24日の取引でユーロが上昇。
ドイツで23日投開票された総選挙で最大野党の保守連合キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が予想通り勝利したことが背景。
一方、ドルは米経済見通しを巡る懸念から軟調となっている。
ユーロは対ドルで序盤から上げ幅を拡大し、直近では0.46%高の1ユーロ=1.0508ドル。
ドイツの次期首相に就任する見込みのメルツCDU党首が経済改革に向け、速やかに連立政権を樹立できるかどうかが今後の焦点となる。
ドルは一連の経済指標発表や米連邦準備理事会(FRB)当局者の講演を週内に控え、幅広い通貨に対して下落。
この日は日本市場が祝日のため休場で、薄商いとなっている。
ポンド/ドルは1.2659ドルと2カ月ぶりの高値近辺で推移。
豪ドル/米ドルは0.17%高の0.6370米ドル。
ドル指数は0.2%安の106.34。
円相場は1ドル=148.85円まで上昇し、2カ月以上ぶりの高値を付けた。
参照元∶REUTERS(ロイター)