金利上昇で支持される超長期住宅ローン、老後破綻リスクにも注意を

住宅ローンをイメージした写真

今気になるのが、住宅ローンの金利上昇。

2025年3月の金利も上昇が予想されている。

すでに借りている人の対策は限られますが、これから借りるの中には、返済期間の長い「超長期ローン」を選ぶといった流れが見られる。

定年後も返済を続けることは「老後破綻リスク」も高まるので、しっかり検討する必要があるだろう。

住宅ローンの金利が上がると、元金にかかる利息が増えて返済額も増えていく。

今借りている人の大半は、年に2回金利が見直される「変動金利」で借りている。

まずは、金融機関に「5年ルール」や「1.25倍ルール」の有無などを確認し、実際に毎月の返済額が増える時期を調べよう。

その間に、返済余力を見直したり繰り上げ返済などに回せる貯蓄額を確認したりして、金融機関に相談するとよいだろう。

これから借りる人、特に若い人が利用しているのが「超長期ローン」だ。

40年や50年など返済期間を延ばすことで、同じ額を借りても毎月返済額を抑えることができるからだ。

毎月返済額を抑えた家計の余力を有効活用するならよいのだが、物件予算価格を引き上げるために超長期ローンをめいっぱい借りる場合、返済中に教育費などの支出が増えると返済できないリスクが高まる。

また、定年後もローン返済が長く続く場合は、老後資金が不足するリスクも高まる。

今後年収が増えるのか、ローン返済中も貯蓄ができるのか、定年後も働ける環境かなど、ライフプランをしっかり立てて、返済できる範囲で借りるということを忘れないようにしよう。

参照元∶Yahoo!ニュース