巨額損失の農林中金、奥理事長が退任へ 事実上の引責
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農林中央金庫は18日、奥和登理事長(65)が退任する人事を固めた。
慣例上の任期を迎える前の退任で、欧米債の価格下落で巨額の損失を発生させた責任を事実上とる形だ。
後任は、北林太郎常務執行役員(54)が有力視されている。
20日にも内定する見通しだ。
農林中金は、保有する欧米債の市場金利が上昇して債券価格が下落し、2024年4~12月期に1兆4145億円の純損失(前年同期は970億円の黒字)に転落。
通期では損失額は1.5兆~2兆円に膨らむ見通しだ。
参照元∶Yahoo!ニュース