STARTO社、チケット高額転売者を特定 ファンクラブ強制退会 運営会社にも苦言

「STARTO ENTERTAINMENT」は17日、所属タレントのチケットを高額転売する違法行為者を特定し、ファンクラブを強制退会させるとともに法的な責任を追及すると発表した。
公式サイトを通じて伝えた。
同社は昨年9月に、所属タレントの公演や舞台のチケットを高額転売目的で出品する人物らに法的措置を講じると発表。
「チケット流通センター」や「チケットジャム」などの転売サイト運営会社に対し、発信者情報開示請求を行った。
この日、「チケットジャム」でSnow Manのコンサートチケットを転売出品している17件の出品を対象とし、裁判手続きを経てすべての情報開示に成功したと発表。
転売出品を行っていた複数の人物が明らかとなり、「この人物達に対しては、当社およびYC社の連名で通知書を送付するとともに、順次、ファンクラブの退会措置を実施し、二度と転売が行われないような対策を講じております」とした。
さらに、「転売出品は業務妨害にも繋がる違法行為ですので、並行して法的な責任の追及も検討しております」と報告した。
さらに同社は、Snow Manのチケットを違法出品している1589件についても追加で開示請求を行ったと報告した。
「チケットジャム」側は、裁判手続前の任意の開示請求については全件開示を拒否していたが、裁判所に開示命令を申し立てたところ情報開示を受け入れたという。
この姿勢に対し「裁判所に無駄な審理や期日調整の負担をかけるだけの結果となりました」とあきれ、「今回についても、事前に違法な出品(投稿)に関して情報開示を行っていれば、裁判所に1,000件以上の申立をする事態にはなりませんでした。当事者の合理的な努力で解決する問題について、裁判手続に入らなければ一切対応をしないという姿勢は、裁判所に必要のない負担を生じさせ、有限な裁判所資源を浪費することにもつながり、社会的にも望ましいことではありません。同運営会社の対応の姿勢についても改善を求めていく所存です」と苦言を呈した。
参照元∶Yahoo!ニュース