「東京高速道路」ついに廃止日が決定 首都高八重洲線は10年間閉鎖 KK線60年の歴史に幕

首都高速道路と東京高速道路は2025年2月14日、首都高八重洲線の長期閉鎖ならびに「KK線」の廃止日を発表した。
銀座の高速道路網“再編”がいよいよ加速する。
4月5日(土)20時を境に、KK線こと東京高速道路は廃止、それにつながる首都高八重洲線は10年間の長期通行止めとなる。
ただし、KK線のうち東銀座出口は、実質的に首都高C1都心環状線の出口として存続する。
これは、首都高C1の「日本橋区間地下化」事業に伴うC1のルート変更や、再開発の一環だ。
KK線は今後、自動車専用の道路から、「歩行者中心の公共的空間」に生まれかわる。
4月18日から19日にかけては、KK線の約60年の歴史を振り返る「クロージングセレモニー」も実施される。
これに伴い、銀座周辺の6つの出入口が廃止もしくは長期閉鎖となり、首都高から「八重洲地下駐車場」へのアクセスもできなくなる。
KK線と八重洲線は、C1の迂回路かつ短絡路のような性格をになっているが、首都高速道路によると、この廃止によって「現時点では一般道に大きな渋滞は発生しないと見込んでいます」とのこと。
ただ宝町出口や霞が関出口など、廃止出入口の受け皿になるような場所で交通が集中した場合は渋滞が発生する可能性があるとしている。
交通状況を注視して対応を行っていくという。
なお、2035年度には、C1の新経路となる地下新線「新京橋連結路」が完成し、八重洲線とつながる。
そのために八重洲線はトンネルの拡幅や造り替えが必要で、休止後、2025年度から工事着手するという。
参照元∶Yahoo!ニュース