三菱重が上方修正、電力需要でガスタービン好調 防衛受注残も消化

三菱重工業は4日、2025年3月期の連結業績見通し(国際会計基準)を上方修正し、本業のもうけを示す事業利益を従来予想の3500億円から3800億円(前年比34.5%増)へ引き上げた。
受注高から純利益まで、全て過去最高を更新する。
電力需要の高まりでガスタービンの引き合いが強いほか、積み上がった防衛事業の受注を順調に消化していることなどを織り込んだ。
IBESがまとめたアナリスト15人の予測平均値3906億円には届かなかった。
将来の売り上げにつながる通期の受注高予想は、6兆円から6兆4000億円へ引き上げた。
ガスタービンで3000億円、製鉄機械で1000億円上振れる。
24年4─12月期の連結業績も、受注高から純利益まで全て過去最高を更新した。
事業利益は前年同期比38.2%増の2647億円だった。
参照元∶REUTERS(ロイター)