仏大統領、AI分野に1125億ドルの民間投資発表へ パリ国際会議で

フランスの国旗を撮影した写真

フランスのマクロン大統領は、10─11日にパリで開催される「人工知能(AI)アクションサミット」で、総額約1090億ユーロ (1125億ドル)規模となる同国AI分野への民間投資を発表すると明らかにした。

大統領府によると、カナダの投資会社ブルックフィールドがフランスのAI事業に200億ユーロを投資する計画や、1ギガワット規模のデータセンター投資を含め、今後数年間で500億ユーロに達する可能性のあるアラブ首長国連邦(UAE)からの投資が含まれる。

仏紙ラトリビューン日曜版は、ブルックフィールドの投資の大半はデータセンター向けと伝えた。

AIは大規模なデータセンターを動かすため膨大な量のエネルギーを必要とするが、欧州は将来の需要を満たすのに苦慮するとみられている。

トランプ米大統領は先月、世界的なAI競争で米国が中国などのライバルに対するリードを維持できるための支援として、オープンAI、ソフトバンクグループ、オラクルが今後4年間でAIインフラに5000億ドルを投資すると発表した。

参照元∶REUTERS(ロイター)