トランプ氏がノースカロライナとロス訪問 FEMA廃止に言及

アメリカの国旗を撮影した画像

トランプ米大統領は24日、山火事が続くロサンゼルスを訪問した。

火災対応でカリフォルニア州のニューサム知事と協力すると述べた。

大統領専用機で空港に到着した後にニューサム知事と言葉を交わし、記者団に「問題の解決には協力が必要だ。連邦政府の多大な支援が必要になるだろう」と述べた。

大統領はカリフォルニア州の山火事対応を厳しく批判してきた。

ニューサム知事は、カリフォルニア州にはトランプ氏の支援が必要となると伝えた。

大統領はこれに先立ち、昨年9月に大型ハリケーン「へリーン」による甚大な被害を受けたノースカロライナ州西部を訪問した。

米連邦緊急事態管理庁(FEMA)による被災後の対応を厳しく批判。

FEMAの改革あるいは廃止の大統領令に署名する考えを示した。

災害に自力で対処できるよう、州に連邦政府の資金が与えられることを望むと述べた。

トランプ氏は今月壊滅的な被害をもたらしたロサンゼルスの山火事に対する民主党当局者の対応についても厳しく批判。

州や地元当局が対応を誤ったと主張しており、米議会共和党指導部は、ロサンゼルスに対する災害援助に条件を課すことを検討している。

大統領令によるFEMAの廃止は、専門家が実現を疑問視している。

オバマ政権時代の環境保護庁職員で、現在はロヨラ大学ニューオーリンズ法科大学院の教授であるロブ・バーチック氏は、FEMAの廃止にはおそらく議会の承認が必要だと語った。

参照元:REUTERS(ロイター)