カメラ破壊の世界5位メドベージェフに高額罰金、蛮行で賞金の大半失う 全豪オープン

テニスボールを撮影した画像

テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は18日、男子で世界ランク5位のD・メドベージェフが今大会のシングルスで犯した違反に対し合計76,000ドル(約1,200万円)の罰金を科したと発表した。

メドベージェフは14日に行われたシングルス1回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク418位のK・サムレジ(タイ)と対戦。

試合には6-2, 4-6, 3-6, 6-1, 6-2のフルセットで勝利したものの、試合中に苛立ちをあらわにしたメドベージェフはラケットでネットに取り付けられているカメラを破壊。

大会はこの行為に罰金10,000ドル(約160万円)を科した。

さらに、16日に行われた予選勝者で世界ランク121位のL・ティエン(アメリカ)との2回戦では試合中にラケットをコートサイドに投げたり、観客側にボールを打ち込む素振りを見せるなど大暴れ。

2度のコードバイオレーションによりポイントペナルティを受けていた。

最終的にメドベージェフは現地17日の深夜3時頃まで続いたこの試合に3-6, 6-7 (4-7), 7-6 (10-8), 6-1, 6-7 (7-10)のフルセットで敗れ2回戦敗退となった。

メドベージェフは試合後、選手に義務付けられている記者会見も欠席した。

これら2回戦の行動には1回戦を上回る66,000ドル(約1,040万円)の罰金が科された。

この結果、メドベージェフには今大会、合計で76,000ドルという高額な罰金が科された。

シングルス2回戦の賞金は約1,900万円となっているため、メドベージェフは賞金の大半を失い大会を去ることとなった。

参照元:Yahoo!ニュース