東京都シルバーパス、販売額4割引き下げへ 1年2万510円を1万2000円に
東京都は12日、70歳以上の都民が公共交通機関を定額利用できる「シルバーパス」の販売額を、新年度から4割程度引き下げることを決めた。
有効期間が1年のものであれば、現行の2万510円を、1万2000円にする。
高齢者の家計負担を減らすことで外出しやすくし、社会参加を後押しする。
都などによると、シルバーパス事業は高齢者福祉政策として1973年に始まった。
都の委託を受けた東京バス協会が発行・販売し、購入した高齢者は、都内の路線バスや都営地下鉄でパスを示すと乗車できる。
販売収入は、参加する交通事業者に振り分けられる。 住民税非課税など低所得者への販売額(1000円)は変わらない。
直近の年間発行枚数は約102万枚、うち低所得者以外の発行枚数は約10万枚だった。
都の70歳以上人口は約250万人に上る。
高齢者の健康増進や医療費の軽減も期待できるため、都議会の公明党が引き下げを要望。
都が検討していた。
参照元∶Yahoo!ニュース