「油そば」若者世代にブーム コスパ&タイパで支持拡大 「給油しに行こう」

油そばを撮影した写真

物価高で多くの飲食店が苦戦するなか、根強い人気なのが「油そば」。

人気の理由はコスパとタイパの良さにあった。

物価高で経営が圧迫されているラーメン店。

帝国データバンクによると、去年1年間の倒産件数は72件に上り、過去最多を更新した。

背景にあるのは、いわゆる「1000円の壁」。一杯の価格が1000円を超えると客足が遠のくという理由から、値上げもままならない状況に追い込まれているという。

その一方で、好調なのが油そば。

JR池袋駅周辺には、番組が調べただけでも13軒もの油そば店がある。

取材した店では、オープンしてまだ間もないが、店内は多くの客でにぎわっている。

女性客もたくさんいる。

女性客「友達が油そば食べたいって言った時に『給油しに行こう』って」

油そばが好調な理由は「スープが無い」ことだ。

今、若者を中心に人気が高まっている油そば。

その人気の理由はコスパの良さだ。

男性客「大盛でもW盛り(2倍)でも(値段が)変わらないので、よく利用しています」

この店の油そばは並盛1杯で880円ですが、麺が1.5倍の大盛、さらに麺が2倍のW盛りを選んでも同じ880円だ。

さらに野菜が高騰するなか、テーブルに常備されているタマネギのみじん切りも無料でかけ放題だ。

他にも忙しい現代人に支持されるのには、こんな理由もある。

男性客「席着いてすぐ5分くらいできました。早かったです」

油そばにはスープが無い分、早く・安く提供できている。

東京油組総本店 統括マネージャー高橋秀昭さん「(店舗数は)この4、5年で3~4倍増えています。まだ出していない地域があるので、全国のお客様にこのおいしい油そばを召し上がっていただきたいです」

参照元∶Yahoo!ニュース