ロス山火事、鎮火率依然0% プロバスケ試合も延期
米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊の山火事は発生から2日目を迎えた9日、一部地域で拡大が阻止されつつあるものの、強風が続く中、鎮火率は依然0%のままとなっている。
サンタモニカとマリブのビーチタウンに挟まれ、映画、テレビ、音楽のスターが暮らすパシフィックパリセーズ地区およびイートン地区ではこれまでに約2万8000エーカー(約1万1331ヘクタール)が焼失。
これは米フロリダ州にあるディズニー・ワールドの敷地に相当する規模で、ロサンゼルス史上最悪の自然災害となっている。
当局者によると、これまでに少なくとも5人が死亡。
死者数は今後増加するとみられている。
また、約18万人に避難命令が出されている。
多くのセレブも避難を余儀なくされている。
俳優でコメディアンのビリー・クリスタルさんは、パシフィックパリセーズ地区の自宅が焼失したと明らかにした。
タレントのパリス・ヒルトンさんも、マリブの海辺にある自宅が「生放送で全焼するのを見た後、言葉にならないほど心が痛んだ」と語った。
ホワイトハウスによると、バイデン大統領は山火事の影響について報告を受けており、9日中に政府高官らと連邦政府の対応について協議する見通し。
また、 米プロバスケットボール協会(NBA)は、大規模な山火事を踏まえ、ロサンゼルスで9日に予定されていたレーカーズ対ホーネッツ戦を延期すると発表した。
米ESPNによると、レーカーズのヘッドコーチを務めるJJレディック氏も、火災でパシフィックパリセーズ地区の自宅を失ったという。
参照元∶REUTERS(ロイター)