旅館が助かる「帰り際の行動」 やりがちな浴衣まとめ 布団たたみは必要?

旅館の写真

今週末からゴールデンウィークということで、温泉に入りながら旅館でゆったり過ごす人も、多いのではないだろうか。

そんな今だからこそ知っておきたい、良かれと思ってしていた行動が、実は旅館の負担を増やしてしまう可能性があるということ。

いくつかの旅館に聞いたところ、それは「帰り際にしがちな4つの行動」の中にあることが分かった。

旅館のために良かれと思ってやっていた行動は、やった方がいいのか?やる必要がないのか?をみていきます。

当日の朝に、やりがちな4つの行動です。

次のうち、本当に旅館が助かるのはどれだろうか?

(1)浴衣をまとめる

(2)布団をたたむ

(3)座卓(テーブル)を戻す

(4)鍵をかけない

みんさん、身に覚えがあるのではないだろうか?

■「浴衣をまとめる」1つ目の「浴衣をまとめる」は、「旅館が助かる行動」。

清掃担当者が回収しにくるので、「一カ所にまとめてもらうと助かる」そうだ。

ただ、「濡れたタオルを畳の上に置かれると、畳が傷む原因になるのでやめてほしい」とのことだった。

■「布団をたたむ」 2つ目は、「布団をたたむ」。

これは、「旅館が助かる行動」ではない。

その理由は、布団をたたんでしまうと、旅館の人の作業が増えるという。

清掃の時、シーツをはがすために「たたんだ布団を広げることになるので大変」なのだそうだ。

シーツをはがして別にまとめればとも思うが、間に忘れものが紛れていることもあり、「探すのが大変になってしまうこともある」のだと言う。

旅館としては、「布団はたたまず、そのままにしてもらって大丈夫」とのことだった。

■「座卓(テーブル)を戻す」 3つ目は、「座卓(テーブル)を戻す」。

こちらも、「旅館が助かる行動」ではない。

清掃する際に座卓を運ぶので、「元の位置に戻しても手間は変わりません」とのこと。

「お客様の負担を考えると、そのまま結構です」という声があった。

■「鍵をかけない」 そして、4つ目の「鍵をかけない」。

こちらは、「旅館が助かる行動」だ。

旅館としては「清掃の際に、事務所に合鍵を取りに行く手間が省ける」「チェックアウト済だとすぐに分かる」とのことで、「鍵をかけないほうが助かります」という声があった。

旅館によってルールが違うので、宿泊先で「鍵はかけたほうがいいですか」などと確認すると、よりスマートかもしれない。

参照元∶Yahoo!ニュース