ハイチのスラム街虐殺事件、高齢者中心に約180人犠牲

ハイチの国旗を撮影した画像

カリブ海の島国ハイチの首相府は9日、首都ポルトープランスのスラム街シテ・ソレイユで週末に起きたギャングによる虐殺事件で約180人が犠牲になったと発表した。

殺害された人の多くは高齢者だったという。

首相府は声明で「レッドライン(越えてはならない一線)を越えた」と指摘。虐殺を計画したとするギャングのリーダーを含む責任者を「追跡し、全滅させるためにあらゆる力を動員する」とした。

現地の非政府組織(NGO)「ハイチ国民人権擁護ネットワーク(RNDDH)」は8日、この事件では6日から7日にかけて少なくとも110人がギャングに殺害されたと発表。

ギャングのリーダーは自分の子どもが高齢住民の呪術のせいで病気になったとブードゥー教の司祭に言われ、住民らの虐殺を仲間に命じたという。

参照元:REUTERS(ロイター)