トランプ氏「パウエルFRB議長の交代考えず」、米インタビュー
トランプ次期米大統領は、来年1月の就任後にパウエル連邦準備理事会(FRB)議長を交代させる考えはないと述べた。
8日に放送されたNBCの報道番組「ミート・ザ・プレス」のインタビューで、パウエル氏の解任を求めるかと問われ、「そうは思わない」と答えた。
パウエル氏の任期は2026年まで。
トランプ氏は選挙戦で住宅ローン金利など家計の借り入れコスト引き下げを公約に掲げており、1期目のように金利を巡ってパウエル氏と再び対立する可能性がある。
トランプ氏が表明している関税政策も、インフレ抑制に向けたFRBの取り組みを複雑にする可能性がある。
パウエル氏は先月、トランプ氏から求められても辞任しないと言明し、任期満了前の解任は「法律で認められていない」と述べた。
トランプ氏はこれまでにFRBの決定に大統領が発言権を持つべきだとも述べており、FRBの独立性を弱める可能性を示唆している。
参照元∶REUTERS(ロイター)