寒さ本格化 年末年始にかけて低温傾向 日本海側で雪多く、週末は交通影響も 1か月
気象庁は今日5日、この先の1か月予報を発表。
長く続いた高温傾向から一転、低温予想へ。急に真冬のような寒さの日が増え、日本海側は平年に比べて降雪量が多く、大雪になる日も。
この土日は強い寒気の南下で、北陸の平地などでも積雪の恐れがあり、交通の影響に注意。
今日5日(木)、気象庁はこの先の1か月予報を発表した。
1か月平均の海面気圧(左図)は、北日本から日本のはるか東で平年より低く、北日本日本海側を中心に低気圧の影響を受けやすい時期があるだろう。
一方、大陸から東シナ海付近にかけては平年より高い見込みです。以上のことから、日本付近では冬型の気圧配置が強まりやすいだろう。
上空約1500mの気温(右図)は、東・西日本を中心に平年より低く、寒気の影響を受けやすい見込みだ。
この先1か月の気温は、全国的に平年よりも低い見込み。
今年は11月半ばを過ぎても高知市や静岡市などで25℃以上の夏日を観測するなど、異例の暖かさが長続きしたが、今後はこれまでの高温傾向とは一転し、低温傾向となるだろう。
期間別に見ると、12月上旬から中旬には全国的に気温が平年に比べて低くなる見込み。
師走を通り越して、急に真冬のような寒さとなる日が増えるだろう。
また、12月下旬から新年初めにかけても全国的に気温は平年並みか低い見込みだ。
年末年始も寒気の影響を受けやすく、厳しい寒さが続く見込み。
これまで出番の少なかった暖かいニットやマフラー、手袋などの冬物が活躍しそうだ。
何かと忙しい師走。突然の寒さで、体調を崩さないように注意してほしい。
この先1か月は、冬型の気圧配置が強まりやすいため、日本海側では平年に比べて、雪や雨の降る日が多いだろう。
一方、太平洋側は平年に比べて晴れる日が多い見込みだ。
降水量は東日本の日本海側では平年より多く、北日本の日本海側では平年並みか平年よりも多いだろう。
なお、日本海側の降雪量は西日本、東日本、北日本でいずれも平年並みか多い見込みだ。
日本海側は雪や雨の日が続くなど冬らしい天気となり、特に期間の前半は、平年に比べてかなり雪の量が多くなる可能性がある。
来週にかけても強弱をつけながら、寒気が南下するため、日本海側は北陸の平地でも雪が積もるなど交通にも影響が出そうだ。
太平洋側から峠を越える車の運転を予定されている方は、必ず冬用タイヤを装備しよう。
日照時間は平年に比べて、日本海側では少なく、太平洋側は多い見込みだ。
関東など太平洋側は晴れる日が多く、空気の乾燥する日が多いだろう。
低温、乾燥が続くため、人混みに出る際は、インフルエンザや風邪対策にマスクを着用し、うがいや手洗いを習慣づけておこう。
この週末は強い寒気が南下する影響で、大雪や寒さに注意が必要だ。
8日(日)にかけて北海道や東北は広く雪で、北陸や関東北部の平地でも雪が降り、場所によっては積雪となる所があるだろう。
特に、関越道(群馬・新潟県境)付近や上信越道(長野・新潟県境)付近で、まとまった雪が降り、状況によっては道路の通行止めなど、交通に影響が出る可能性がある。
交通への影響に十分注意し、峠越えの車は必ず冬の装備を行おう。
その後、週明けはいったん寒気は弱まりますが、週の中頃にあたる11日(水)から12日(木)にかけては、週末と同程度か更に強い寒気が南下するだろう。
太平洋側も厳しい冬の寒さがやってくる。
週末から暖かい服装を心がけてほしい。
参照元:Yahoo!ニュース