「異音がする」ダイハツまたリコール「ムーヴキャンバス」など19万台超 走行不能の恐れも 緩衝装置に不具合「乗り心地が不安定」利用者からの連絡で発覚 リコールは今年8回目
ダイハツ工業は5日、ダイハツ「ムーヴ キャンバス」など19万台超をリコールすると発表した。
フロントサスペンションの不具合があったということで、最悪の場合、タイヤがパンクし走行不能になるおそれがあるという。
対象となるのは、2016年から2018年に製造された6車種20型式。
車種はダイハツ「ムーヴ キャンバス」「ハイゼット」「ハイゼット デッキバン」、スバル「サンバー」「サンバー オープンデッキ」、トヨタ「ピクシスバン」約19万2000台。
ダイハツによると、車の前方の緩衝装置(フロントサスペンション)部分で、バネ部品(コイルスプリング)の塗料の密着性が不足していたため、この部品に砂や小石などで傷がついた場合、想定よりも錆びやすくなり腐食が進むおそれがあるという。
使用を続けた場合、部品が折れてしまい、最悪の場合は折れた部品がタイヤと接触してパンクし走行ができなくなる可能性もある。
利用者から「異音がする」「乗り心地が不安定だ」などの連絡が複数あり、発覚に至ったということで、不具合はこれまでに608件報告されているが、この不具合による事故はないという。
ダイハツは、リコール対象となった車両について、より防錆性のある塗料を用いたバネ部品に無償で交換するとしていて、使用者にダイレクトメールなどで通知するという。
ダイハツのリコールは今年に入って8回目で、1週間前にも「ハイゼット トラック」のリコールを発表したばかりだった。
参照元∶Yahoo!ニュース