嵐・松本潤、13年ぶり舞台 7月11日開幕「NODA・MAP第27回公演『正三角関係』」 長澤まさみ、永山瑛太と舞台初共演

映画に出演している芸能人の写真

アイドルグループ「嵐」の松本潤(40)が、野田秀樹さんが作・演出を手がける新作舞台「NODA・MAP第27回公演『正三角関係』」で13年ぶりの舞台出演を果たす。

松本と長澤まさみ(36)、永山瑛太(41)を中心に豪華キャスト8人とアンサンブル17人が集結。

7月11日~8月25日に東京芸術劇場プレイハウスで上演後、北九州と大阪でも公演を行い、10月31日から11月2日に英ロンドンの由緒深きサドラーズ・ウェルズ劇場で4公演を行い、計80ステージを届ける。

演劇界の言葉の魔術師と、芸能界のトップを走る男性アイドルが満を持して強力タッグを組む。

蜷川幸雄さん演出の「あゝ荒野」以来13年ぶりの舞台出演となる松本は「名だたる俳優の方々との共演ということで大きな挑戦になりますが、一生懸命食らいついて、できる限りの稽古を重ねて初日を迎えたいと思います」と決意を語った。

故十八代目中村勘三郎さんと親交が深かった野田さん。

勘三郎さんの息子・七之助と同級生の松本は、20代のころから野田さんと交流を持ち、NODA・MAPの魅力に引き込まれていった。

2006年から数度にわたり、自主的にワークショップに参加。

NODA・MAPの公演はほぼ欠かさず観劇し、楽屋ではクリエーターとして野田さんと演出技術について熱く語り合うことも。

そしてそのノウハウを嵐のコンサートに生かしたこともあったという。

NODA・MAP作品への出演に焦がれ続けてきた松本だが、ロングラン公演という特質上、スケジュール的に困難だった。

しかし、昨年放送のNHK大河ドラマ「どうする家康」への主演を経てクールダウンに入った後、絶妙のタイミングで新作を携えた野田さんからラブコールを受けた。

「正三角関係」は、19世紀のロシア文学を代表するドストエフスキーの傑作「カラマーゾフの兄弟」をモチーフに、野田さんが新たな物語を創り上げた。

舞台は日本のとある時代。

花火師一家「唐松族(からまつぞく)の三兄弟」を軸に、父親殺しという事件を扱ったサスペンスとなる。 

松本は長男の花火師役、永山は次男の物理学者役を演じ、長澤は三男の聖職者と、父と長男との三角関係の渦中にいる三男とは性格が真反対の女性の二役に挑む。

3人は舞台作品では初共演。

また、父親役は竹中直人(68)が演じる。

野田さんは今作についてしたためた直筆メッセージの中で「近頃ハヤリの『歌って踊る』芝居ではないが『心踊る』芝居ではある」と表現している。

松本は「これまでの自分を超えていけるよう試行錯誤していきながら、より野田さんの世界観のなかで描かれるキャラクターに近づけるように演じていく。野田さんだからこそできるソリッドさを体現できたら、すごく面白い作品になる気がしています。準備できることをしっかりして、自分も頑張りたいと思います」と胸を躍らせている。

参照元∶Yahoo!ニュース