米10月新築住宅販売、前月比17.3%減の61万戸 約2年ぶり低水準
米商務省が26日発表した10月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比17.3%減の61万戸となった。
住宅ローン金利の上昇により購入が手控えられたほか、ハリケーンで販売が停滞し、2022年12月以来、約2年ぶりの低水準となった。
ロイターがまとめた予想は72万5000戸だった。
9月の販売戸数は73万8000戸と、前回発表から変わらず。
米国の住宅販売戸数のうち15%超を占める新築住宅販売戸数は契約時に計上される。
前年同月比では9.4%減少した。
前月比の地域別では、人口密度の高い南部で27.7%、西部で9.0%、それぞれ減少した。
一方、中西部では1.4%増加、北東部では53.3%急増した。
10月の新築住宅価格の中央値は43万7300ドルと、前年同月比4.7%上昇。
10月末時点の新築住宅の在庫は48万1000戸と、9月の47万1000戸から増え、08年初以来の高水準となった。
10月の販売ペースに基づく在庫の消化期間は9.5カ月。
9月は7.7カ月だった。
参照元:REUTERS(ロイター)