なぜ?令和の時代に「物々交換」 物と物が結ぶ“人の絆”も

令和の年号をチェックしている人

「物々交換」が令和の今、人気を集めている。

一体どういうことなのか?

店内に入ってみると、ありとあらゆるモノが所狭しと置かれている。

実はこのお店、いわゆるリサイクルショップだが、ただのリサイクルショップではない。

片桐健二オーナー「基本は、物々交換のお店。あらゆるものが交換できる」

なんと、店内にあるおよそ7割のものが客との物々交換で巡ってきた商品だという。

珍しいものだけではなく、実用的なものもある。

片桐オーナー「バッグとか洋服。元々、が服屋だったので。こういうのだと、1990円が300円とか」

元々、嗜好性が高いものが多い店ですが、ただ最近では服や靴など生活用品が特に人気を集めているという。

なぜ、物々交換が注目を集めているのだろうか?

実際に、物々交換に来た客は、こんなところに魅力を感じていた。

交換に来た客「今、物価が上がっているので、昔作られた良いものがすごくお値打ちで見つかったりとか、手に入れられるのが魅力」

2人の目にとまったのは…。

交換に来た客「すごい、この色」

手に取ったのは、カラフルな装飾がついたパンプス。

物々交換することに決めました。

女性は、普段使っているだてメガネを査定に。

査定額に応じて、交換できるかが決まります。

そして…。

片桐オーナー「ちょうど交換ではなくて、100円多いです」交換に来た客「ほんとですか」

女性のメガネは1000円の査定。

パンプスは900円なので、物々交換成立する。

メガネとパンプスを交換した客「物々交換できた。これで、おしゃれ生活が。昔の良いものが、この値段で手に入るのはうれしい」

オーナーの片桐さん、物々交換を続けるのには“ある理由”が…。

片桐オーナー「どんな社会情勢になっても生き抜ける仕事をしたいのと、どんな状況だろうと一番人助けできる仕事したい。良いものが高いではなくて、良いものであっても安くすることを目標に。そのために交換もやり、委託販売もやり、あらゆる方法を考える」

お金でものを買うのではなく、物々交換という選択肢。各地で広がりを見せ始めている。

参照元∶Yahoo!ニュース