ショルツ連立政権が崩壊 来年3月、前倒し総選挙 ドイツ

ドイツの国旗を撮影した画像

ドイツのショルツ連立政権が6日、崩壊した。

連立与党3党の一角を占めた自由民主党(FDP)が政策の不一致を理由に離脱。

ショルツ首相は、来年1月15日に連邦議会に自身の信任案を提出する意向を表明した。

否決で不信任となって議会解散に至り、9月に予定されていた連邦議会選挙が3月に前倒しされる公算が大きくなった。

独経済は今年、2年連続のマイナス成長を記録すると予想され、立て直しが急務となっている。

連立内では、ショルツ氏の社会民主党(SPD)と緑の党が大規模な財政出動を唱えているのに対し、FDPは財政規律の堅持を主張。

対立が激化し、政権運営は行き詰まっていた。

ショルツ政権はFDP離脱で少数与党に陥るが、年内は継続し、2025年度予算案の成立を目指す。

3党の支持率はいずれも21年12月の連立発足以来、低迷している。

中でも今年9月の東部3州議会選で議席を一つも獲得できなかったFDPは、党勢回復に向け独自の主張を強めていた。

参照元:Yahoo!ニュース