高齢男性口座から700万円詐取疑い 男性宅管轄の駐在所勤務の警察官(36)を逮捕 神奈川県警

お金を騙し取っている 詐欺師をイメージした画像

ことし5月、神奈川県横須賀市に住む高齢男性の口座から現金700万円をだまし取ったなどとして神奈川県警横須賀署の駐在所に勤務していた警察官の男(36)が逮捕された。

この警察官は男性が住む地域を管轄する駐在所に勤めていて、男性と面識があったという。

警察によると、詐欺などの疑いで4日に逮捕された横須賀警察署地域課の巡査長・沢田義弘容疑者(36)はことし5月、横須賀市内の郵便局で70代の男性の通帳を使って、男性の口座から現金700万円をだまし取ったなどの疑いが持たれている。

沢田容疑者は、70代の男性が住む地域を管轄する駐在所に勤務していて、これまでに駐在所での取り扱いを通じ男性と面識があったという。

沢田容疑者は払い戻しに必要な委任状などを偽造したうえで何らかの方法で入手した男性の通帳や印鑑を持って勤務中に制服姿で郵便局を訪れると、警察手帳を示し、「男性から頼まれた」と言って現金を引き出したとみられている。

男性の親族が通帳を確認し発覚したもので、沢田容疑者は調べに対し、「私がやったことであり間違いありません」と容疑を認め、「借金の返済などにあてた」と供述しているという。

沢田容疑者は、「通帳や印鑑は男性から預かった」と供述しているということで、警察は、沢田容疑者が男性の通帳などを入手した経緯についても慎重に調べている。

神奈川県警監察官室の加藤秋人室長は「警察官として言語道断の行為であり今後の捜査・調査結果を踏まえ厳正に対処してまいります」などとコメントしている。

参照元∶Yahoo!ニュース