ガザで31人死亡、イスラエル軍が北部に増派 病院にも砲撃

戦闘している兵士をイメージした画像

パレスチナ自治区ガザでは3日、イスラエル軍の攻撃により少なくとも31人が死亡した。

現地の医療関係者によると、イスラエル軍がイスラム組織ハマス掃討作戦を強化している北部のベイトラヒヤとジャバリアでの攻撃で半数近くの13人が死亡し、残りはガザ市とハンユニスなどの南部で空爆によって死亡した。

イスラエル軍は2日、ジャバリアに新たに陸軍師団を派遣し現地の陣容を強化したと発表していた。

3日、ベイトラヒヤ近郊のカマル・アドワン病院がイスラエル軍戦車の砲撃を受け、病院関係者によると入院していた子ども1人が重傷を負った。

砲撃は、世界保健機関(WHO)の代表団が同病院を視察し、一部の患者を避難させた後にあり、給水設備や新生児集中治療室などが損傷したという。

イスラエルの占領地政府活動調整官組織(COGAT)は3日夜、爆発はパレスチナ武装勢力が仕掛けた爆発物によるもので、イスラエル軍の攻撃ではないと表明した。

参照元:REUTERS(ロイター)