紅麴サプリ服用で緊急入院した40代女性 約1か月で体重7キロ減 診断はファンコニー症候群 医療費は医療費は20万円近くに

サプリメントを服用している人の写真

小林製薬の紅麹サプリを1年近く飲み続けて緊急入院した40代の女性が、JNNの取材に当時の状況を語った。

女性はサプリの服用をやめて症状が良くなったといいますが、支払った医療費はおよそ20万円にのぼっている。

「ショックでしたね。毎日それを飲んでいたんだなと、怖くて…」

こう話すのは愛知県内に住む40代の女性。1年近く前から、小林製薬の紅麹サプリを飲んでいた。

女性「職場の健康診断があって、コレステロール値が少し高かったのでサプリを飲んでみようかなと思って…」

健康のため1日3粒、ほとんど欠かさず飲み続けていたが、女性「2月の初めごろから吐き気で気持ちが悪くなって食欲不振、けん怠感」

わずか1か月ほどで体重は7キロ減少。

2月に飲んでいたサプリを見せてもらうと、小林製薬が「想定されていない成分を含む可能性がある」と発表した製造番号だった。

医師は、「吐き気がひどく、腎臓の機能が落ちている状態で、全身状態があまり良くない状態でしたので(その日に)入院を決めた」

診断は「ファンコニー症候群」。

日本腎臓学会の調査でも、小林製薬のサプリを飲んで健康被害を訴えた人の大半が同じ診断を受けている。

女性は緊急入院し、サプリの服用もやめて、症状は改善に向かっていると言います。

これまでにかかった医療費は20万円近く。小林製薬は診断書を送るよう連絡してきましたが、医療費の負担については、まだ何も決まっていないと言います。

参照元:Yahoo!ニュース