北ミサイルはICBMと米政府関係者、飛行時間・高度とも過去最高

北朝鮮の国旗を撮影した画像

北朝鮮は31日朝、東方沖へ弾道ミサイルを発射した。

米政府関係者によると、発射したのは大陸間弾道ミサイル(ICBM)。

日本の防衛省は過去最高の高度まで上昇して北海道西方沖に落下したと推定しており、新型ミサイルかどうか分析している。

防衛省によると、北朝鮮は午前7時11分ごろに内陸部から北東へ少なくとも1発の弾道ミサイルを発射。

同8時37分ごろ、北海道奥尻島西方の排他的経済水域(EEZ)外の日本海に落下した。

韓国合同参謀本部は、平壌付近から意図的に高い角度で発射したと発表した。

中谷元防衛相は国家安全保障会議(NSC)後に記者団の取材に応じ、ミサイルの飛行時間が過去最長の約86分で、最高高度も過去最高の7000キロ超と分析していることを明らかにした。

中谷防衛相は「ICBM級と考えらえる」と述べ、新型かどうかは分析中とした。

海上保安庁は10月31日、防衛省の情報として、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたと発表した。

北朝鮮が弾道ミサイルを発射するのは9月18日以来。

韓国の金龍顕国防相は30日、オースティン米国防長官との会談後、米大統領選が行われる11月5日前後に北朝鮮がICBMの発射実験もしくは新たな核実験を実施する可能性があるという見方を示した。

参照元:REUTERS(ロイター)