「マイコプラズマ肺炎」全国の患者数が4週連続で過去最多更新 1医療機関あたりの患者数「2人」超えるのは初めて 手足口病も「警報レベル」超

医療機関を受診している人をイメージした写真

子どもに多くみられ、咳が長引くことが特徴の「マイコプラズマ肺炎」。

全国の患者数が4週連続で過去最多を更新した。

「マイコプラズマ肺炎」は、発熱や長引く咳が特徴の子どもに多くみられる感染症だ。

国立感染症研究所によると、全国およそ500の医療機関で、今月20日までの1週間に報告された「マイコプラズマ肺炎」の患者は、8週連続で増加した。

1医療機関あたりの患者数は前の週からわずかに増え、2.01人で、1999年に現在の方法で統計を始めてから初めて2人を超えた。

4週連続で過去最多を更新している。

厚労省は「例年に比べて感染の広がりが著しく、増加傾向が続いているため引き続き手洗い・マスクなどの感染対策をしてほしい」としている。

また、手や足、口の中に発疹ができる「手足口病」も季節外れの感染が広がっている。

「手足口病」は手や足、口の中に水疱性の発疹ができるウイルス性の感染症で、主に夏場に4歳くらいまでの子どもを中心に広がる。

全国およそ3000の小児科で今月20日までの1週間に報告された患者は1医療機関あたり9.37人で、4週ぶりに減少したが、依然として「警報レベル」の目安とされる「5人」を超える状況が続いている。

参照元:Yahoo!ニュース