小中高生の自殺者数500人超と高止まり 厚生労働省「危機的な状況」として対策を強化
去年1年間に自殺した人はおよそ2万2000人だった。
小中高生の自殺者数は500人を超え高止まりが続き、厚労省は「危機的な状況」とみて対策の強化を進めるとしている。
厚生労働省によると、去年1年間の自殺者数は2万1837人で、2022年から44人減少した。
職業別に見ると無職の割合が最も多くおととしから309人減ったものの全体の52.5%を占めている。
一方で、職に就いている人の自殺者数は282人増え全体の40.5%となった。
厚労省は物価高などの経済状況の影響もあるとみている。
また、小中高生の自殺者は513人だった。
過去最多だったおととしの514人から1人減ったが高止まりの状況が続き、厚労省は「危機的な状況になっている」としている。
年齢が若いほど自殺の動機がわからない場合が多いことから、SNSや学校が配布するひとり1台端末を活用した相談事業の拡充など、対策を強化し、早期把握や心のケアに努めるという。
厚生労働省は悩みを抱える人はひとりで悩まずに「こころの健康相談統一ダイヤル」やSNSの相談窓口なども利用してほしいと呼びかけている。
▼「こころの健康相談統一ダイヤル」0570ー064ー556
▼「#いのちSOS」0120ー061ー338
▼「よりそいホットライン」0120ー279ー338
▼「まもろうよこころ」https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/
参照元:Yahoo!ニュース