アステラスの胃がん薬、米食品医薬品局が承認

治療薬を摂取している人

米食品医薬品局(FDA)は、アステラス製薬の胃がん治療薬「ゾルベツキシマブ(商標名ビロイ)」を承認したと発表した。

胃または食道と胃の接合部にがんがある患者に対し、化学療法と組み合わせて使用することが承認された。

米がん協会によると胃がんは、毎年同国で新たに診断されるがんの約1.5%を占める。

ゾルベツキシマブは3月に日本で承認され、8月には英国医薬品・医療製品規制庁からも承認を受けていた。

FDAは同薬の製造受託機関に関連する問題を理由に承認しておらず、アステラスは申請書を再提出。FDAは11月9日までに決定を下すことになっていた。

モノクローナル抗体の同薬は、胃または食道と胃の接合部にがんがあり、手術で切除できないか、他の体の部分に転移している患者に使用が認められる。

参照元:REUTERS(ロイター)