G7が初の国防相会合、ウクライナ支援やガザ停戦要求で結束確認

主要7カ国(G7)の国防相は19日、イタリア南部ナポリで初の国防相会合を開いた。
ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟に向けた動きに対する支持のほか、国連レバノン暫定軍(UNIFIL)を標的としたイスラエルの動き、中国のロシア支援、最近の台湾周辺での中国の軍事演習に対して懸念を表明し結束を確認した。
ガザでの停戦や拘束されているイスラエル人の人質の即時解放も求めた。
イタリアは今年のG7議長国。会議を主催したクロセット国防相は記者団に、G7だけでは世界の緊張を解決できないが、国際社会全体の行動を刺激する必要があると語った。
イタリアはUNIFILの拠点に多くの兵士を派遣している。
オースティン米国防長官は、イスラエルによるベイルート攻撃縮小を望むと述べた上で、イスラエルはUNIFILを標的にする意図はないと語ったと付け加えた。
またドイツのピストリウス国防相は、ウクライナ戦争が他地域に拡大する可能性を明確にしたとして、ロシア支援の北朝鮮の関与に対する懸念を表明した。
参照元:REUTERS(ロイター)