イーロン・マスク氏の捜査開始、ブラジル最高裁判事が命令 Xアカウント制限巡り対立先鋭化
ブラジル最高裁のアレシャンドレ・モラエス判事は7日、自国の捜査当局に対し、X(旧ツイッター)オーナーのイーロン・マスク氏が司法妨害などの疑いがあるとして捜査開始を命じた。
マスク氏とブラジル司法当局は、Xのアカウント制限を巡って対立を深めている。
対立は、ブラジルの裁判所がXの特定のアカウントを制限したことで先鋭化した。
Xは6日、裁判所の決定を受け、複数のアカウントを制限したと発表したが、マスク氏は自身のXで「検閲だ」と批判し「制限を全て解除する」と宣言した。
「ブラジルでの収益はすべて失われ、事務所を閉鎖しなければならないだろう」とも書き込んだ。
モラエス判事は7日の決定文書で「人間の尊厳、子供や青少年の命の保護、民主的な法の支配の維持はプラットフォームの経済的利益よりも優先される」と強調した。
Xが命令に反してアカウント制限を解除した場合、1アカウントごとに月10万レアル(約300万円)の罰金を科すとも警告した。
参照元∶Yahoo!ニュース