引っ越し困難者続出 業者の人手不足 「寝袋で寝るしか」7社に断られた人も

引越しの写真

進学や就職などによる引っ越しの季節ですが、人手不足などを理由に7つの引っ越し業者に断られ、やむなくホテルで新生活を始める人もいるなど、引っ越しをしたくてもできない人が今、増えている。

この春、就職のため長崎から上京してきた女性。

引っ越し業者に頼んだ荷物の配送が、予定を過ぎても届かなかった。

他の春から新社会人の方は、「私も。冷蔵庫と洗濯機なしで生活していて」 家電や家具が一切ない殺風景な部屋。

荷物が届くまで2人ともこの状態で暮らしていたという。

転勤や新社会人になる人などで、1年で最も引っ越しをする人が多いこの時期。

コロナ禍が一段落したことで、今年は例年以上に引っ越し困難者が増えている。

次は、先月始めに急きょ転職が決まり、北海道から上京する男性。

4月から新天地での仕事が始まるため、3月中の引っ越しを目指していたが、「あるとしても、40~50万円(通常の約5倍)になるので。宅配便で送った方が良いですよと言われました」

これまで7つの業者に問い合わせをしていますが、人手不足などを理由に断られ続けているそうだ。

見かねた不動産業者が、引っ越し業者に問い合わせをしてくれることになったという。

「1社ほど2日後に見積もりの依頼をして頂けるということだったので。それが最後の望みかなと。寝袋を買って寝るしかないのかな」

しかし、スケジュールが合わず、男性はいったん荷物を実家に預けることにしました。男性は「自分が引っ越し困難者なるとは思っていなかった」と話している。

参照元∶Yahoo!ニュース