イラン精鋭部隊司令官、レバノンで消息不明 治安当局者

イランの国旗を撮影した写真

レバノンを訪問していたイラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のカーニ司令官がイスラエルによる先週のベイルート空爆以降、消息を絶っていると、イラン治安当局者2人がロイターに明らかにした。

当局者によると、カーニ司令官はレバノンの親イラン派武装組織ヒズボラ指導者ナスララ師がイスラエルによる先月の空爆で殺害された後、ベイルートを訪問。

ナスララ師の後継者と目されているヒズボラ幹部サフィディン師が標的になったとされる空爆があった際にベイルート南部の郊外ダヒエにいたが、サフィディン師とは会っていないという。

ヒズボラ関係者は、イスラエルがベイルート南郊空爆後、サフィディン師の捜索を妨害しているとし、サフィディン師に関する情報は捜索が完了してから発表されると述べた。

イスラエルはヒズボラに対する作戦として、ダヒエの複数の標的を攻撃している。

イスラエル軍のショシャニ報道官は同国の攻撃でカーニ司令官が殺害された可能性に関する報道について質問され、攻撃の結果は評価中だと述べた。

イスラエルが先週後半にベイルートにあるヒズボラの情報本部を攻撃したとも語った。

参照元:REUTERS(ロイター)