ガザを「長崎や広島のようにするべき」。原爆を引き合いに出す米議員の発言に批判の声

ティム・ウォルバーグ議員の事務所側は、「イスラエルによるハマスの迅速な排除を支持するための比喩」だと釈明している

アメリカ・ミシガン州選出の下院議員が、イスラエルによる攻撃が続くパレスチナ自治区ガザ地区について、「長崎や広島のようにするべきだ」などと、原爆投下を促すような発言をしたとして、批判を浴びている。

共和党のティム・ウォルバーグ議員は3月25日、同州ダンディで集会を開催した。

議員の発言はこの集会中、ガザへの米軍の派遣に関して会場から質問を受けた際に飛び出した。

ガザ地区ではこれまで、イスラエル軍により3万2000人以上が殺害されたと報じられ、食料不足により子どもが餓死するケースも報告されている。

一方イスラエルは、ガザへの支援物資を搬入する陸路の拡大を求める国際的な要請を拒否している。

米国防総省は3月初め、支援物資を届けるための桟橋を建設する計画を発表した。

だが桟橋建設を巡っては、米軍が危険な状況に置かれる恐れがあると指摘する声も上がっている。

参照元∶HUFFPOST