イチョウの枝落下で男性死亡 原因は「ギンナンの重み」?専門家に聞く“危険な街路樹”の見分け方

イチョウの木を撮影した写真

東京・日野市の緑道で、イチョウの木の枝が落下した事故。この事故で、緑道を歩いていた36歳の男性が死亡した。

全国で相次ぐ、街路樹の倒木。危険な街路樹の見分け方とは。

特にこの時期、イチョウの木に関しては注意が必要だという。

春にギンナンがつき始め、7~8月にかけて実が大きく育つ。

そして、今の時期になるとギンナンの重み枝がたわむほどになる。

樹木医の石井誠治さんによると「数十キロ~数百キロのギンナンが実る枝もある。生育のバランスや劣化の度合い次第で、大きな枝が折れる引き金になることもある」という。

過去にも、この時期にイチョウの木の枝が折れるという事故があった。

2022年8月、鹿児島・曽於市の小学校で、樹齢160年を超えるイチョウの木(長さ約8m、直径約30cm)の枝が折れ、下敷きになった校長が亡くなっている。

事故の報告書によると、内部などで腐った形跡はなかったというが、例年よりも多く銀杏がついていたといい、「風や自重など何らかの力で裂けているようである」という。

ホラン千秋キャスター∶自治体が管理している木々は樹木医などが管理して状態を見ていると思いますが、年々木も年をとっているので、ある時、急にこういった事故に繋がってしまうこともありますね。

パナソニック社外取締役 ハロルド・ジョージ・メイさん∶確認すると言っても、中を調べるわけにもいかないので、ほとんど目視しかできないですよね。数秒違っていたらどうなっていたのか、本当に悲惨な事故になってしまいました。

参照元:Yahoo!ニュース