釈由美子さん 仕事が順調でも満たされなかった日々から一転、出産と子育てで得られたもの

積み木で遊んでいる子どもの写真

10代で芸能界入りして次々に仕事が決まり、まわりからは順調に見えていた釈由美子さん。

しかし、そんな充実していた生活の中でも常に満たされない気持ちがあったと話している。

38歳の時に出産し、この経験が人生の転機となった。

以下は釈由美子さんのコメント。

出産してようやく人生のスタートラインに立てた気がしたんです。

デビューする前は「ここじゃない、もっと違うところに幸せがあるんじゃないか」といつも思っていました。

デビューした後も「ドラマが決まった」「映画の出演が決まった」とどんどん仕事が忙しくなって、嬉しい気持ちもありましたが、何か満たされない自分がずっといました。

求められたものに応えたいという気持ちで頑張っていましたが、自信がなくていつも申し訳ない気持ちでいっぱいで。

仕事がなくなると今度は不安になって「私の代わりなんていっぱいいる、私がいなくてもいいんだ」と思ったり。

それが出産してみると、「私の代わりは誰もいない、この子には私しかいない」と思えて。

ようやく「自分」というものを意識できて、やっと自分の居場所が見つかりました。

最優先が子どもになって、自分のことはほったらかしになりましたが、子どものサポーターでいることが私の生きがいになって、心が満たされて本当の意味で充実した生活に変わりました。

子どもがいなかった時はストイックに自分を追い詰めすぎて仕事のことしか考えられなくなっていたので、今の子育てをしながら仕事をするスタイルが一番バランスがいいのだと思います。

参照元∶Yahoo!ニュース