ウクライナ、モンゴルにプーチン氏逮捕を要請 ICC逮捕状に基づき
ウクライナは30日、モンゴルに対し、ロシアのプーチン大統領が9月3日に同国を訪問した際に、国際刑事裁判所(ICC)の逮捕状に基づき逮捕するよう要請した。
ロシア大統領府は、プーチン大統領のモンゴル訪問について懸念はないとの見解を示している。
ICCは昨年3月、プーチン大統領に対し、子どもの不法な送還とウクライナ領土からロシア連邦への不法移送の疑いで逮捕状を発行。
モンゴルを含む124のICC加盟国には、プーチン氏が入国すると逮捕し、ICCに移送する義務が生じる。
ウクライナ外務省は対話アプリ「テレグラム」で「モンゴル当局に対し、強制的な国際逮捕令状に従い、プーチン大統領をICCに移送するよう求める」と要請。
これに対し、ロシア大統領府(クレムリン) のペスコフ報道官は、モンゴルがICC加盟国であることの懸念について「心配することはない。われわれはモンゴルの友人たちと素晴らしい対話を行っている」と述べた。
参照元∶REUTERS(ロイター)