自民総裁選 河野太郎氏、人事は「適所適材」 派閥と長老の介入を否定

自民党の総裁選をイメージした写真

自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)への出馬を表明した河野太郎デジタル相(衆院神奈川15区)は30日、神奈川新聞社の単独インタビューで、党内の長老や“キングメーカー”と呼ばれる人物の影響力について問われ「私が総理になったら介入する人はいないでしょう」と述べた。

総裁になれば所属する麻生派を離脱する考えも示し、長老や派閥が閣僚・党役員の人事に影響を及ぼす旧来型の自民党政治からの脱却を誓った。

河野氏は、組閣や党役員の人事方針は「『適所適材』に尽きる」と強調。

「今この状況に、どういうポジションが必要なのかということを考え、そこに適した人を充てる」と語った。

その際に、麻生派を率いる麻生太郎副総裁や菅義偉前首相(2区)ら“キングメーカー”と呼ばれる人物や長老による介入はさせないとの立場をアピールし、麻生派に限らず「人事で派閥は全く意識しない」と述べた。

党内で唯一存続する麻生派は総裁選への対応として河野氏を原則支持する方針を確認している。

河野氏は、総理になれば派閥を抜けるのかと問われ「そうだ」と即答。

「岸田(文雄)首相だけがなぜか(派閥を離脱せずに)残っていた。不思議な話だったが」と付言した。

参照元∶Yahoo!ニュース