9割以上のサンゴが完全に白化 連日の猛暑で鹿児島・奄美大島の海に異変

白いサンゴを撮影している人

連日、暑い日が続く鹿児島県内だが、奄美大島では海に異変が起きている。

サンゴが白くなる白化現象が見られ、深刻な状況となっている場所もある。

奄美市の大浜海浜公園は海水浴場として地元の住民や観光客が多く訪れるが、高台から海を望むと、所々白くなっている。

サンゴの白化。

サンゴは褐虫藻と呼ばれる植物プランクトンと共生して栄養をもらっているが、海水温が30度以上と高い状態が何日も続くと、褐虫藻が抜けだし、白くなってしまう。

この状態が続くと死滅する可能性もあるという。

奄美海洋生物研究会・興克樹会長「8月に入ってから白化がかなり目立ち始めた。サンゴは漁業資源であり、観光資源としても重要なので、サンゴが失われると影響がある」

この海域では1998年に大規模な白化現象が見られ、多くのサンゴが死滅している。

参照元:Yahoo!ニュース