京都市の水道水「カビ臭く」基準値超え 原因は「連日の猛暑で琵琶湖の植物プランクトン増加」20年ぶり

水道水の水質を検査している人

京都市は、15日、市内に供給している水道水に含まれる「カビ臭」の原因物質のジェオスミンが、市が定める基準値を超えたことを発表した。

水源の琵琶湖でカビ臭の原因となる植物プランクトンが増加していることが原因だが、健康には影響はないとしている。

京都市上下水道局によると、ジェオスミンの濃度は水1リットルあたり10ナノグラム以下と設定されているが、15日に行われた水質検査では、1リットルあたり14ナノグラムのジェオスミンが検出されたという。

水質検査は毎日実施していて、ジェオスミンの濃度が基準値を超えるのは、2004年9月以来、20年ぶり。

原因について、上下水道局の担当者は「雨が少なく水の入れ替わりが少なかったことに加え、連日の猛暑により、琵琶湖の植物プランクトンが増え、ジェオスミンの濃度が高まった可能性がある」としている。

ジェオスミンに毒性はなく、水を飲んでも健康への影響はないということだが、臭いが気になる時は、水道水を5~6分間煮沸することで臭いを軽減させることができる。

参照元:Yahoo!ニュース