ウクライナ軍、ロシア西部で占領地域拡大か 米国製装甲車などの精鋭部隊投入か

ロシアとウクライナの国旗を撮影した写真

ロシア国防省によると、ウクライナ軍が越境した露西部クルスク州では8日、3日連続となる戦闘が行われた。

ウクライナ軍が占領地域を拡大しているとみられる。

将来的にロシアとの交渉材料にするため、露領内に占領地域を確保しようとしている可能性がある。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は8日のビデオ演説で「(ロシアは)自分が何をしたのか身をもって知るべきだ」と述べ、越境攻撃を行っていることを示唆した。

ロイター通信は、2022年2月のロシアによるウクライナ侵略開始以降、ウクライナによる「最大規模の越境攻撃」と報じている。

米紙ワシントン・ポストによると、ウクライナ政府高官はウクライナ軍が同州で約100平方キロ・メートルを制圧し、露軍兵を多数捕虜にしたと明らかにした。

米政策研究機関「戦争研究所」は8日、ウクライナ軍が国境から北方へ最大35キロ・メートル進んだとの分析を示した。

露軍事ブロガーがSNSに投稿している映像では米国製装甲車などが確認されており、ウクライナ軍の精鋭部隊が投入されている可能性がある。

露メディアによると、ウクライナ軍は同州スジャ周辺で塹壕(ざんごう)を掘るなど防衛陣地の構築を始めた。

参照元∶Yahoo!ニュース