バングラで首相辞任要求の大規模デモ、警官と衝突で91人死亡

バングラデシュの地図を撮影した写真

バングラデシュで4日、ハシナ首相の辞任を求める大規模デモの参加者が警官隊と衝突し、少なくとも91人が死亡、数百人が負傷した。

犠牲者には最低でも13人の警官も含まれている。

1日の死者数としては、公務員採用の優遇枠廃止を求めて学生らが起こした7月19日のデモで発生したとされる67人を上回った。

政府は現地時間4日午後6時から全土に外出禁止令を発出し、5-7日を休日とすることも決めた。

デモ隊は主要高速道路を封鎖。

学生らはハシナ政権に退陣を迫るための政府への非協力運動も開始し、警察署や与党関連施設などを標的とした暴力も全土に広がっている。

ハシナ氏は「現在、暴力行為に従事している人々は学生ではなく、国家を不安定化させようとするテロリストだ」と非難した。

一方でハシナ氏に対しては、デモ隊を力ずくで抑え込もうとしているとの批判も根強い。

参照元:REUTERS(ロイター)