秘書「広瀬めぐみ氏の指示で上納していた」 給与詐取事件、広瀬氏が主導か
広瀬めぐみ参院議員(58)=自民党離党=の秘書給与を巡る詐欺事件で、広瀬氏の公設第1秘書が東京地検特捜部の任意の調べに対し、第2秘書の給与を「広瀬氏の指示を受けて上納していた」などとする趣旨の供述をしていることが2日、関係者への取材で分かった。
特捜部は、秘書給与の詐取を広瀬氏が主導していた可能性があるとみているもようだ。
参院議員関係者によると、広瀬氏は第1秘書の妻を第2秘書として国に申請。
令和4年末~5年夏、第2秘書の口座に月数十万円が国から支給された。
その大半は、第1秘書が現金で広瀬氏に渡していたといい、賞与を含め、総額は約400万円に上るとみられる。
第1秘書が特捜部の調べに「第2秘書は広瀬氏の運転を何度かしたことがある」などと説明していたことも判明。
特捜部は、秘書給与に見合うだけの勤務実態はなかったとみて調べている。
特捜部は先月30日、広瀬氏らを容疑者とする詐欺容疑で、広瀬氏の事務所や自宅などを家宅捜索した。
秘書給与が広瀬氏に渡っていたことを示す秘書らの音声や通信アプリのやり取りも入手しているとみられ、特捜部は広瀬氏への任意の事情聴取も進める。
広瀬氏は3月、自身のホームページで「第2秘書には勤務実態があった」との見解を公表している。
参照元∶Yahoo!ニュース