車全焼、原因はペットボトル? 日光1点集中「収れん火災」か 浜松市中央区

ペットボトルを車内に置いている人

浜松市中央区で、車内に置いてあったペットボトルを通して日光が1点に集中して発火する「収れん火災」による車両火災が起きた可能性があることが、31日までの関係者への取材で分かった。

市消防局は、日が差し込みやすい窓際にペットボトルなどを置かないように注意喚起している。

火災は25日午後1時55分ごろ、同区花川町の駐車場で発生。

乗用車1台を全焼したほか、近くに止めていたトラック1台の一部を焼いた。

関係者によると、火の手は車両後部から上がったとみられる。

乗用車を所有する男性(70)によると、同日午前7時ごろに駐車した。

車のトランクに水の入った4リットルのペットボトル4本を置き、熱がこもらないように跳ね上げ式の後部ドアを開けたままにしたという。

男性は「ペットボトルに直射日光が当たってしまった。まさか火災になるとは」と肩を落とした。

同局は、出火原因は「調査中」としている。

同局によると、日差しが強い夏場は短時間で収れん火災に至る危険性があるというが、中消防署の柳沢守予防統括監は「季節は関係なく、条件がそろえば、いつ、どこでも起こり得る」と指摘。

飲料入りのペットボトルや瓶、鏡、吸盤、ガラス玉などが原因になるとされ、「光を屈折させる物や、燃えやすい紙類を窓の近くに置かないようにしてほしい。カーテンやサンシェードを使うのも効果的」と呼びかける。

参照元:Yahoo!ニュース