「タンク内に別の菌が誤って混入し培養か」小林製薬 紅麹の共同研究者が人体に影響与えた可能性指摘

製薬会社の写真

小林製薬の「紅麹(こうじ)」をめぐり健康被害の問題で、紅麹の共同研究者が読売テレビの取材に応じ、別の菌がタンク内に誤って混入したために、人体に影響を与えた可能性があるとの見方を示しました。

小林製薬は、「紅麹コレステヘルプ」を摂取していた人で新たに2人が腎臓の病気を発症し、死亡していたと明らかにし、亡くなった人の合計は4人となりました。

小林製薬と共同で紅麹のゲノム解析を行っていた、奈良先端科学技術大学院大学の金谷重彦教授が読売テレビの取材に応じ、「紅麹自体には毒性のある『シトリニン』を作る遺伝子が存在しない」と強調した上で、次のように述べた。

「誰かがポチャッと毒を盛ろうと思えば、盛れないことはないと思うけど、ありえないと思う」 そのうえで、タンク内に別の菌が誤って混入し、培養されやすい環境であったために、人体に影響を与えた可能性があるとの見方を示した。

奈良先端科学技術大学院大学 金谷重彦 教授 「最初に紅麹菌をタンクで培養する時に別の菌が入ってしまった(可能性がある)。最近になってから失敗(未知の成分を検出)しているというのは、このあたりで違うカビが培養タンクに入ってきたと疑わないといけない」と話した。

参照元:Yahoo!ニュース