消費税込みと誤認するように不当表示、飲食業者に景表法で初処分 消費者庁が居酒屋チェーンに

消費者庁の外観を撮影した写真

消費税込みの価格と誤認するような表示をしたとして、消費者庁は30日、居酒屋チェーン「新時代」を全国展開する「ファッズ」(名古屋市)に景品表示法違反(有利誤認)で、表示の取りやめなどを求める措置命令を出したと発表した。

命令は29日付。

商品やサービスの価格は税込みの総額表示が義務づけられている。

消費税を巡る不当表示で、飲食業者に行政処分が出るのは初めて。

発表によると、同社は2020年8月以降、口コミサイト「食べログ」で、料理や酒類などの価格を「税込価格」と偽って表示したり、税抜き価格と明示せずにX(旧ツイッター)へメニューを掲載したりした。

こうした表示は、全店舗の約8割に上る105店舗で行われていた。

同社は取材に「命令に従う」と答えた。

参照元∶Yahoo!ニュース